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ランニング・オン・エンプティ、下女 [CINEMA]

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2月から全国順次公開される、
ぼくもお気に入り映画『ランニング・オン・エンプティ』。

佐向大監督の取材を大阪のシネ・ヌーヴォさんでしてきましたが
楽しいのなんのって。

こんなに音楽トーク(特にロック周辺)の話で盛り上がった
映画取材はあんまり記憶にありません(笑)。
レッド・ツェッペリンから、シブがき隊まで! 

なぜか年に1~2度、かならず『狂熱のライブ』について
お話しする人が現れるのですが、
昨日がまさにその日だったと思います。

映画自体も、アメリカン・ニューシネマのジェネレーション感覚、
そして眠れるボーン・トゥ・ビー・ワイルドの覚醒って感じで
かなりロックしています。

詳しくはミーツ・リージョナル、CINEMA ROCKSの次号誌面で
読んでいただきたいです。このおもしろいインタビューを
うまく伝えることができるかな。


そのあと、シネ・ヌーヴォさんにて開催中の
アジア映画の巨匠たち」の特集で組まれている
韓国映画界の怪物」ことキム・ギヨン監督の
1960年の韓国映画『下女』を観たんですが、
これもまた、えげつない(という表現が良く似合う)ほど、おもしろくって。

妻、ふたりの子どもと幸せで裕福な暮らしをしていた
厳格なタイプのピアノ講師が、ほんのちょっと魔が刺して
下女と肉体関係を結んだことから、
家庭がボロボロに蝕まれていくブラックなホームドラマ。

これは最終的にどうなるんだろう、と着地点が見えない
展開にハラハラ、ドキドキ。エロチック・サスペンス。
下女の生臭い色気がまた怖い。

音楽もパワフル。
あの“ドギャーン”、“ギィーン”っていう効果音を爆音で聴きたい(笑)。
きっと、ゾッとすると思う。

男にとって若い下女の存在というのは
「トラの目の前に生肉をぶらさげるようなもの」という
これまた生臭い表現が、なんとも・・・(笑)。

ラストで、主人公が観客に向かってメッセージを投げかけるユーモアは、
今の韓国映画のラブコメディにも引き継がれているのではないでしょうか。

目が離せない、強烈なおもしろさでした。
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